　黄浦江クルーズです。外灘から長江河口まで遊覧船で往復します。黄浦江を挟さんで外灘と浦東で上海の新旧二つの顔を垣間見ることができます。
　外灘（バンド）は、黄浦江の後ろ側には1872年から1930年建造の欧風建築物がいまでも建ち並び、建築物全体が国の重要文化財に指定されています。ここは、南京条約以降上海も開港されて、外灘は「バンド」と呼ばれ租界の入り口となりました。20世紀初めには欧米の商社、銀行が進出し「東のウォール街」と呼ばれるほど繁栄しました。
　　そして、上海は1978年以降開放、近代化政策を推し進め、今では押しも押されぬ世界の都市へと成長しました。浦東の“浦”とは“黄浦河”を意味し、“黄浦河の東側”という意味になります。ここ数年の間に「東方明珠」や「金茂大厦」「上海ヒルズ」といった上海を代表する建築物が建築され、さながら未来都市のようです。