　翌日、朝食後は本格的なブダペスト観光です。先ず英雄広場、そしてアンドラーシ大通りを通って王宮です。
　英雄広場には、ハンガリーの守護神ガブリエル大天使が「聖なる王冠」を頭上高く戴く、高さ36mの記念塔が立っています。記念塔の中心に位置する騎馬像は、この地を征服した7つの部族とその首長アールパードを記念して建立されています。背後に立つ円柱の間には、代々のハンガリー国王、国の独立のために戦った将軍や政治家の像が並んでいます。
　旧市街から英雄広場まで真っ直ぐ延びたアンドラーシ大通りは、19世紀から20世紀初頭にかけて当時の芸術水準の粋を凝らして造られた折衷様式の建造物、立派な門構えの邸宅や宮殿が軒を連ね、2002年に英雄広場とともに世界遺産に登録されています。中でも国立オペラ座は、ハンガリー最高の建築家と称せられるイーブル・ミクローシュの設計で、1864年以来ハンガリー音楽界で中心的役割を果たしいます。